近ごろの分けの分からない出来事で苛立っていたせいか、もしくはおでんの匂いにうんざりしていたせいか少し意地悪な気持ちが私の心をくすぐる。
そんなことを考えていると来客を意味する合図が鳴った・・・
私はポテチを棚に置いている手を止めて少し慌ててレジに戻った。そこに立っていたのはいかにも怪しい風貌の髭面の男だった。彼は長身で、なぜか破れたリュックを背負っていた。その男は私の前にポテチと発泡酒を2本差し出し、「ハイライトのメンソール1つ」と言った。なんとも気持ちの悪いキャラだ・・・イジラレキャラが全く他人の私にまで明らかだ。
私が無愛想に返事をし、背後の棚からタバコを取ろうと振り返った時、入り口に大きな影が見えたが、その影に気を止めずにタバコのレジを打ち、「784円になります!!」と言って仕事を済ませた。
男が袋を手に取り去ろうとし、私は先程の仕事に戻ろうとした。その時・・・彼に英語で話しかける声が聞こえた・・・
私はハッとしてそっちに目をやるとあの時の外人がいるではないか!!!
しばらく呆気に取られてその様子を眺めている。"あの髭、英語話せんのかよ!?"などと驚いたがそれはさて置き、どうやら2人は知り合いのようだ・・・彼等は時折り、私の方を見て何かニヤニヤしている様に思える。自意識過剰なのだろうか??あのCD-Rの出来事が私をそんな風に意識させてしまう。
そしてついに、その外人は髭面の男に「少シー、外デェー、待ッテイテクダサァイ!!」と言いながら彼を外に見送ったのを確認すると私の方に近づいてきた・・・
"一体何なんだこのクソ外人は!!!"・・・心の中でそんなことを叫びながら少し恐怖を感じていた。
しかし、その外人は私に見向きもせずにおでんに一直線・・・私はあまりにもテンパっていたせいか会話の中に時折り出てきていた「I love oden!!」の言葉に気付いていなかったのだ。彼等がニヤニヤしながら見ていたのは私ではなくこのおでんだった様だ。
その外人がおでんを選んでいる間も私は気が気じゃなかった・・・心臓は動きを速め、掌からは汗が滲み出て、視線は泳いでいた。
泳いだ視線の先に、なんといつものジャージ姿のおやじがエロ本を万引きしようとしている姿が!?
"おい!!なんでやねん!!"私は突っ込もうとしたがその時おでんを選んでいた外人がその視線を遮った!!!私が彼の顔を見上げると、彼はニヤニヤしながら私に・・・
疲れた・・・続き誰か宜しく!!!
